【おすすめ映画紹介#001】悪魔のいけにえ【あらすじと感想・見どころ】

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ホラー映画は好きですか?
僕は大好物です。
今でこそ多くのホラー映画が存在していますが、
多大なる影響を与えた「悪魔のいけにえ」という作品。
ホラー映画好きを豪語しておきながら、この作品は未視聴だった僕は
この作品を観て衝撃を受けました。
そして、墓場まで持っていきたい映画の一つとなりました。

まだこの映画を観ていない方は幸運かもしれません。
これから素晴らしい映画体験を楽しむ事ができるのだから。

視聴後、こんなツイートをしました。

今回紹介する映画:悪魔のいけにえ


悪魔のいけにえ
1974年製作/83分/R15+/アメリカ
監督:トビー・フーパー
原題:The Texas Chain Saw Massacre

映画「悪魔のいけにえ」にぴったりな人

  • ホラー映画の名作を観たい人
  • お化け屋敷的なビックリを体験したい人
  • ゲーム「Dead by Daylight」でカニバルに興味を持った人

映画「悪魔のいけにえ」のあらすじ

墓荒らしが頻発しているテキサス州に、5人の男女が帰郷がてら墓の無事を確かめるために訪れた。一行はその道中で一人のヒッチハイカーを拾うが、ナイフで自傷行為に及び、切りかかるなどの異常な行動を起こす。その後、一行はガソリンを分けてもらうために近隣の家を訪れるが、そこには先ほどのヒッチハイカーやその弟である殺人鬼・レザーフェイスが住んでおり、一人また一人とレザーフェイスにより殺されていく。墓荒らしの犯人はレザーフェイス一家(ソーヤー家)であった。

引用元:wikipediaより

映画「悪魔のいけにえ」の感想、見どころ

過酷な撮影状況と偶然が生んだ狂気的な世界観

1974年に製作されたこの映画は全体的に画質が粗いのですが、
低予算が故に通常映画撮影に使われる35mmフィルムではなく、
16mmフィルムで撮影した物をスクリーンに合わせて映像サイズを拡大したもので、
それが監督の撮影手法とマッチして独特の雰囲気を醸し出しているんです。

撮影状況も過酷で、作品の山場、ソーヤー家の晩餐のシーンでは、
撮影時間は丸一日を超え、外気温は40度近く、
締め切った屋内でテーブルの料理は腐敗臭を放ち、
衣装も洗濯ができなかったため、悪臭の立ち込める最悪な状況だったそう。

スタッフ・キャストの極限状態が伝わってくるような
狂気の滲み出た終盤は思わず息を呑みました。

BGMなしのドキュメンタリー風ホラー

現実の世界よろしく、全編を通して雑音のような音だけのBGMがありません。
よくある、BGMが恐怖を煽り、「来るぞ…来るぞ… バーン!キター!」的な演出ではなく、
レザーフェイスは唐突に現れて若者を襲います。

盛大に血飛沫が上がったり、切断のシーンなどが生々しく映ると
映像としての見応えはあるけれど、
これは映画である、フィクションであると、作り物感が否めません。

この映画はそのような演出はなく、
そこで起こっている事象を目撃しているかのようなリアル感が半端ないんです。
まさにドキュメンタリー。

レザーフェイスが可愛い

本作の主役、レザーフェイス(本名:ババ・ソーヤー)は
人間の顔の皮を杯で作ったマスクを被って
チェーンソーやハンマーを使って侵入者を惨殺し、
殺した人間や動物で家具を作ったりするヤベー奴なのですが、
知的障害を患っていて、その精神年齢は8歳程度。

一緒に住む家族(揃いも揃ってヤベー奴)から怒られると、ショボーン(´・ω・`)としたり、
侵入者に逃げられた上に扉を破壊して、頭を抱えたりと可愛い一面もあります。

また、通常時、家事をするとき、正装時とマスクや服装を分けているお洒落さんな一面も。
そういう所に魅力を感じられれば、また違った視点でこの作品を楽しめるかもしれません。

ホラーとコメディは紙一重

先述のレザーフェイスのお茶目な一面や、終盤・トラック運転手との追いかけっこのシーン、
ソーヤー一家の晩餐のシーンなど、ホラーですがシュールすぎて思わず笑ってしまう場面も。
よくホラーと笑いは紙一重と言いますが、それを体現しているのもこの映画の魅力です。

芸術的なラストシーンに目を奪われる

この映画は古い映画ゆえ、昨今のスプラッター映画やホラー映画が好きで
グロさであったり、爽快感を求めている方は、
少し物足りなく、面白くないと感じるかもしれません。

それでも、この映画から発せられる恐怖や笑いを超えた様々な感情がごちゃ混ぜになった
圧倒的なエネルギーに僕は釘付けでした。

終盤、朝焼けをバックにチェーンソーを振り回して乱舞するレザーフェイスを僕は忘れない。

映画「悪魔のいけにえ」はどこで観れる?

主要動画サービスでは、現在どこでもご視聴いただけるようです^^

映画「悪魔のいけにえ」のまとめ

まさに殺人鬼ホラーの金字塔で、
その描写の芸術性からマスターフィルムが
ニューヨーク近代美術館に保存されている本作品。

色々な動画サービスでも視聴できますが、
生涯の一本として、Blu-rayで持っておくのもいいかも。

まずは映画「悪魔のいけにえ」予告編をチェック!

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