22という数字に気づいたとき、「これは意図的だ」と思った。
タロットの大アルカナは22枚。このゲームに登場する魔法使いは22人。「偶然ではない」という確信が、最初の数時間で固まった。
魔法使いの約束(まほやく)は、22人の魔法使いと「賢者」と呼ばれるプレイヤーが関係を育てながら、世界を脅かす「大いなる厄災」に立ち向かうゲームです。各魔法使いが持つ固有の性質・歴史・能力は、タロットの大アルカナが持つ象徴体系と重なる読み方ができる。
占いを長年やっている私の目で見ると、このゲームは「アルカナの象徴をキャラクターの核に宿した」という設計上の意図が随所に見えた。P5Xやリバース:1999が「タロットを設計に使ったゲーム」なら、まほやくは「22という数字から始めたゲーム」かもしれない。
この記事では、女性向けファンタジーゲーム「魔法使いの約束」を実際にプレイした感想を正直に書いています。タロットとの親和性・ストーリーの深さ・課金の正直評価まで語ります。
▼ 30秒でわかる 魔法使いの約束
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 女性向けファンタジー育成ゲーム |
| 世界観 | 22人の魔法使いと賢者が「大いなる厄災」に立ち向かうファンタジー |
| 開発 / リリース | coly / 2019年11月26日 |
| 課金形式 | 基本無料・ガチャあり |
| タロット・神秘要素 | ★★★★★(22という数・各キャラの象徴体系) |
| ルナの総合評価 | ★★★★★(5/5) |
魔法使いの約束とはどんなゲーム?世界観・ストーリー概要
魔法使いの約束(まほやく)は、colyが開発・運営する女性向けファンタジー育成ゲームです。2019年11月26日にiOS・Android向けにサービス開始。2024年に5周年を迎え、2026年も活発にコンテンツが更新されています。
21人の魔法使い(使い魔を含めると22名)が住む世界で、「賢者」と呼ばれる特別な存在(プレイヤー)が魔法使いたちと絆を結びながら、「大いなる厄災」に向き合うというストーリー。「魔法使いと心を繋ぐ育成ゲーム」というキャッチコピーが示す通り、戦闘よりもキャラクターとの関係性を深めることがゲームの核心にあります。
タロット好きに刺さる理由——22という数字の必然
このゲームがタロット好きに刺さる最大の理由は、登場する魔法使いの数が22であること。
大アルカナが22枚であることは偶然ではないと思っています。各魔法使いのキャラクター設計を読んでいくと——強さと誠実さを体現する者、謎と知識を持つ隠者的な存在、変容と旅を生きる者——それぞれに固有の象徴が宿っている。
「このキャラクターはどのアルカナに対応するか」を考えながら読むと、ゲームの世界観がもう一つの解像度で見えてくる。P5Xのアルカナとペルソナの対応関係と同じように、まほやくは「22という数の必然」をキャラクター設計に埋め込んでいる。
また「賢者」という役割——魔法使いたちが契約を結ぶ特別な存在——は、タロットで「占い師」が持つ「見えない世界と現実世界の媒介者」という役割と重なります。「賢者として22人の魔法使いと関係を育てる」体験は、占いで「カードと対話する」体験と同じ方向にある。
実際にプレイした感想|ルナの正直レビュー
最初のストーリーを読んだとき、「文章のクオリティが違う」と感じた。
スマホゲームとして見たとき、まほやくの本文テキストは異様に丁寧です。「雅な日本語」という評価が多く、ファンタジーの世界観と言葉の選択が一致している。「このゲームを書いた人は言葉を大切にしている」という感覚が、読み進めるほど強くなる。
22人のキャラクターはそれぞれ独立した歴史・国籍・魔法体系を持ちながら、「大いなる厄災」という共通の脅威の前で繋がっている。「なぜこの人たちが出会ったのか」「賢者と魔法使いの関係はどこに向かうのか」という問いが、ゲームを続ける動力になっていく。
気づいたら3時間経っていた。「育成ゲーム」として始めたはずが、気づくと「次の章を読みたい」という状態になっていた。
惜しいのはゲームプレイ部分の薄さ。バトルシステムは存在するが、「ゲームとして面白い戦闘」というよりもストーリーを進めるための手続きという印象が強い。「バトルをしたい」ではなく「物語を読みたい」という人向けの設計です。
グラフィックとUIの設計評価(ルナの目線)
ビジュアルデザインは一貫して上質です。
22人のキャラクターはそれぞれ異なる国・文化のモチーフを持つ衣装と容姿を持っていて、「なぜこのデザインか」という問いへの答えがキャラクター設定に書かれている。「設計した人がキャラクターの背景を理解して描いている」という丁寧さが、ビジュアルからも伝わる。
UIはシンプルで読みやすく、「ストーリーを読む邪魔をしない」設計になっています。テキスト表示の見やすさが高く、長文を読んでいても疲れない。「読むことがメインのゲーム」としての設計として完成度が高い。
ストーリー・キャラクターの深さ
メインストーリーとイベントストーリー・キャラクター個別ストーリーで、「大いなる厄災」という謎に向けて複数の視点から物語が積み上がっていきます。
5年以上稼働しているゲームとして、長期にわたって伏線が回収されていく構造が評価されています。「序盤で不思議だった出来事が、後の章で意味を持つ」という体験が継続して発生する。タロットの「世界(The World)」が示す「全ての旅の完成」に向かって、22人の物語が収束していくような感覚があります。
課金・ガチャの仕組みと正直評価
SSRキャラクターの確率:3%
- 天井:ピティシステムあり(一定連数でSSR確定)
- マナストーン(ガチャ石)はストーリー進行・ミッションから無償入手可能
- 「推しの魔法使いが来たときだけ課金する」スタイルが推奨される
ゲームプレイ上の強さを直接左右するP2Wの要素は少なく、「キャラクターのストーリーを楽しむために課金する」という動機が自然に生まれる設計です。
ただし22人全員への愛着が育つとガチャへの誘惑が22倍になる——それが最大のリスクです。推しを一人か二人に絞ることを強くおすすめします。(私自身が痛感していること。)
向いている人・向いていない人
向いている人:
- タロット・22のアルカナの象徴に興味がある人
- 22人のキャラクターとの関係を深める体験が好きな人
- 雅な文体・丁寧なファンタジー世界観が好きな人
- ゲームプレイより物語を重視する人
向いていない人:
- バトルの爽快感・戦術を楽しみたい人(ゲームプレイは薄め)
- 多人数のキャラクターを覚えることが苦手な人(22人は多い)
- 男性キャラクター中心のゲームが苦手な方(主要キャラがほぼ魔法使い=男性)
類似ゲームとの比較
| 比較項目 | まほやく | P5X | リバース:1999 |
|---|---|---|---|
| タロット・アルカナ要素 | ★★★★★(22人という数) | ★★★★★(アルカナが設計の核) | ★★★★★(アルカナがキャラの魂) |
| ストーリーの深さ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| バトル要素 | ★★☆☆☆(薄め) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 性別対象 | 女性向け | 男女 | 男女 |
| こんな人向け | 22×アルカナ×関係育成×女性向け | タロット×怪盗×青春 | タロット×世紀末×神秘 |
タロット好きで女性向けのゲームを探しているならまほやくは最上位の選択肢。男女問わずタロット設計を楽しみたいならP5Xとリバース:1999が補完関係にある。
よくある質問(FAQ)
Q. タロットの知識がなくても楽しめますか?
楽しめます。ただし22という数字の意味を知っていると、各キャラクターの設計意図が別の解像度で見えてきます。タロット入門と並走しながら遊ぶのが、このゲームの最も豊かな楽しみ方だと思います。
Q. 女性向けゲームですが、男性でも楽しめますか?
ストーリーの質は男女問わず楽しめる水準です。ただし主要キャラクターがほぼ魔法使い(男性)で、「賢者(プレイヤー)」との関係性を深める設計になっているため、乙女ゲーム的な感覚に抵抗がある場合はやや入りにくいかもしれません。
Q. 無課金でも楽しめますか?
ストーリーは全て無課金で楽しめます。マナストーンも定期的に配布されます。ただし22人全員に愛着が湧くと課金欲求が広がるので、「推しを絞る」ことが重要です。
Q. 今から始めても遅くないですか?
遅くないです。2019年リリースですが5年分のコンテンツが積み上がっており、今から始めると大量のストーリーを読めます。主要なストーリーを順番に追えるため、新規でも問題なく楽しめます。
Q. 22人は多すぎて覚えられません。どうすれば?
最初は「このキャラクターが好き」という感覚で1〜2人に絞って始めるのがおすすめです。自然と関わるキャラクターが増えていき、気づくと22人が顔と名前が一致するようになります。
Q. ゲームプレイは難しいですか?
難しくないです。バトルは戦略より物語を進めるための要素として設計されており、難易度は高くありません。「ゲームをプレイする」より「物語を読む」という感覚が近いです。
Q. アニメ版との違いは?
2025年にアニメ化されましたが、ゲームのボリュームや物語の密度はゲーム版の方が圧倒的に多い。「アニメを見て気になった」という入り口からゲームに入ると、世界観の深さに驚くと思います。
Q. ガチャの天井は何連ですか?
ピティシステムがあり、一定連数でSSRが確定します。具体的な天井連数はアップデートにより変わる可能性があるため、最新情報は公式サイトで確認してください。
ルナの本音まとめ
魔法使いの約束は、「タロットが好きで、22という数字に意味を感じる人」のために作られたゲームだと思っています。
22人の魔法使いという設計の必然性、雅な文体で積み上がるストーリーの密度、「賢者として魔法使いと関係を育てる」という体験——P5Xやリバース:1999がアルカナを「設計の骨格」として使うなら、まほやくはアルカナを「22人という数そのもの」として体現している。
気に入っているのは22人という設計の意図と、テキストの圧倒的な丁寧さ。惜しいのはバトルのゲームプレイの薄さと、22人全員への愛着が課金欲求に直結すること。
タロットを学びながらゲームをするとき、「今引いたカードがこのキャラクターに対応している」という瞬間がある。それはゲームと占いが重なる、このゲームにしかない体験です。信じるかどうかは置いといて。賢者として、22人の世界に一度だけ踏み込んでみてください。
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※この記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介しているゲームの評価は実際にプレイした体験をもとにした個人の感想です。
※ゲームの仕様・課金内容は2026年4月時点の情報です。アップデートにより変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。