「このゲームは静かすぎる」と思った。
ガチャを引いて、キャラクターが手に入って、育てて、バトルする。構造は他のRPGと変わらない。でも音楽が流れた瞬間に、「あ、これは違う」とわかった。
死んだ魔女が歌っている。処刑された彼女たちの声が、水彩で描かれた画面の中から聴こえてくる。「ラメント」——悲嘆という意味の言葉で呼ばれるキャラクター専用曲は、RPGの「BGM」ではなく、魔女ひとりひとりの「遺言」みたいに聴こえる。
タロットを長年独学してきた私の目で見ると、このゲームに流れているのは「死(Death)」のカードの本来の意味——終わりではなく変容、消えることではなく魂の継続——と重なる何かでした。
この記事では、放置収集RPG「メメント・モリ(メモモリ)」を実際にプレイした感想を正直に書いています。攻略情報ではなく、世界観・音楽・UIの体験を中心に、課金についても包み隠さず語ります。
▼ 30秒でわかる メメント・モリ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ジャンル | 放置収集RPG |
| 世界観 | 魔女狩りの時代・処刑された魔女たちの記憶の旅 |
| 開発 / リリース | Bank of Innovation / 2022年10月18日 |
| 課金形式 | 基本無料・ガチャあり |
| 占い・神秘要素 | ★★★★☆(魔女×死×魂の概念) |
| ルナの総合評価 | ★★★★☆(4/5) |
メメント・モリとはどんなゲーム?世界観・ストーリー概要
メメント・モリ(Memento Mori)は、Bank of Innovation(バンク・オブ・イノベーション)が開発・運営する放置収集RPGです。2022年10月18日にiOS・Android向けにサービスを開始。配信から短期間で世界累計1,000万ダウンロードを突破し、海外でも評価の高いタイトルです。
「メメント・モリ」というタイトル自体がラテン語で「汝、死を忘れるなかれ」という意味を持つ。中世ヨーロッパにおける「魔女狩り」の時代を舞台に、無実の罪で処刑された魔女たちの魂が、死後の世界で再び出会い、旅を続けるというストーリーです。
プレイヤーはその旅の傍観者として、魔女たちをパーティに加えて戦闘・育成を行います。放置RPGとしての設計なので、アプリを閉じていても資源が溜まり続ける。忙しい日常の中に「ふと開いたら世界が続いている」という感覚が、このゲームの体験の核にある。
占い好きに刺さる理由——魔女×死×魂の象徴体系
死んだ魔女たちが主役のゲーム、という設定だけで「ああ、自分向けだ」と思った人は、このゲームに刺さる確率が高いと思います。
タロットの「死(Death)」は、文字通りの死ではなく「変容」「終わりから始まる新しいサイクル」の象徴。処刑された魔女たちが死後に出会い、共に旅をするという構造は、この「死」のカードの意味と深く重なります。
また、各キャラクターが持つ「ラメント(Lament)」と呼ばれる専用曲は、その魔女がなぜ処刑されたか、何を失ったかを音楽として表現している。一人の魔女の個人的な悲しみが曲になっているという設計は、占い師がひとりのクライアントの物語を「読む」感覚と似た丁寧さがある。
魔女というモチーフは、歴史的に「知りすぎた女性」「見えないものを見る者」を迫害するための装置として使われてきた。そのことを知っていると、このゲームの重さはただのファンタジーではなく、もう少し深いところに刺さってくる。
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実際にプレイした感想|ルナの正直レビュー
最初のホーム画面を見た瞬間に、「これはゲームの見た目じゃない」と思った。
水彩画のような柔らかい色使い、キャラクターの繊細な線、背景の霧がかった風景——「美しい」という言葉より「静かだ」という言葉の方が合う画面が、起動するたびに出迎えてくれる。スマホゲームの画面として見るより、一枚の絵として成立している感じがした。
ラメントを初めて聴いたのは、最初に手に入れたキャラクターのものでした。「この音楽がそのキャラクターのために作られた」と説明を読む前から感じ取れた。声優の演技、メロディの調、歌詞の言葉選び——全部が「この魔女の一生」を表現するために設計されている。
気づいたら2時間経っていた。放置ゲームなのに。
惜しいのはストーリーの分量の少なさ。世界観は重厚で、キャラクター設定も深いのに、「メインストーリーをもっと読みたい」という欲求が毎回残る。ラメントを聴いてキャラクターの歴史を知るほど、「この子の話をもっと見たい」という気持ちが湧いてくる。そこが最大の惜しさでもあり、このゲームへの最大の褒め言葉でもあります。
グラフィックとUIの設計評価(ルナの目線)
WebデザイナーとしてUIを見ると、このゲームは「世界観がUIにまで宿っている」設計のお手本みたいなゲームです。
アプリを開いた瞬間の画面、メニューの配色、キャラクターカードのレイアウト——全部が「中世・水彩・死と魂」という世界観トーンの中に収まっている。「ゲームっぽいUI」と「アートとしてのUI」の中間点に立っているような、そういう珍しいバランスがある。
放置RPGとしての操作性はシンプルで迷わない。メインコンテンツへのアクセスが画面のどこからでも取りやすく、「どこを押せばいいかわからない」という混乱が少ない。派手なアニメーションを省いて、静かな動きの中に世界観を感じさせる設計です。
ストーリー・キャラクターの深さ
各魔女キャラクターが持つバックストーリーの密度が、このゲームの価値のほとんどを占めています。
どのキャラクターにも「なぜ処刑されたか」「何を失ったか」「誰を愛していたか」という歴史がある。プロフィールテキストと専用曲だけで、一人の人生を感じさせる情報量を持っている。ガチャで新しいキャラクターが手に入るたびに、「この子の話を読もう」と思う設計になっている。
これは「キャラクターをコレクションする」ゲームではなく、「魂を受け取る」ゲームだと思います。言いすぎかもしれないけれど、初めてラメントを聴いたときの感覚はそれに近かった。
課金・ガチャの仕組みと正直評価
メメント・モリのガチャは「召喚」と呼ばれます。
SSRキャラクターの確率:3%(天井は100連)
- 100連以内にSSRが確定する天井設計
- SSR確定後、次の100連で選択SSRが来る(200連でピックアップ確定の可能性)
- 費用の目安:天井100連で約30,000〜35,000円
メインコンテンツはSSRキャラクターでなくても楽しめる設計で、無課金でも定期イベントを通じてガチャ石が入手できます。「放置して石を溜めて引く」サイクルが成立しているので、急かされる感覚が少ない。
アクティブガチャより「世界観を楽しみながらキャラクターを迎える」という感覚のゲームなので、全員揃えようとしない人には課金圧が比較的低いです。
ただし新しいキャラクターが来るたびにラメントを聴いて「この子が欲しい」と思う設計は意図的だと思う。「ガチャを引くモチベーション」がキャラクターの魅力と直結している——つまり、良いゲームほど課金圧は高くなる。気をつけてください。
向いている人・向いていない人
向いている人:
- 魔女・死・魂・輪廻などのテーマが好きな人
- 音楽や美術として「深い」ゲームを探している人
- 水彩・アート系のビジュアルが好きな人
- 忙しくて長時間プレイできないけどゲームを楽しみたい人(放置ゲー)
- 「キャラクターを知る」ことにやりがいを感じる人
向いていない人:
- 戦略・アクション性の高いゲームプレイが目的の人
- ストーリーのボリュームを重視する人(メインストーリーが少ない)
- 早くランクを上げたい・効率を重視する人
- 明るく賑やかな世界観が好きな人
類似ゲームとの比較
| 比較項目 | メメント・モリ | リバース:1999 | 原神 |
|---|---|---|---|
| ジャンル | 放置収集RPG | ターン制戦術RPG | オープンワールドRPG |
| 神秘・死・魂テーマ | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★☆☆ |
| 音楽の個性 | ★★★★★(キャラ専用曲) | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
| ストーリーの重さ | ★★★★★(死・処刑・魂) | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| プレイの手軽さ | ★★★★★(放置ゲー) | ★★★☆☆ | ★★☆☆☆ |
| こんな人向け | 水彩×魔女×死の世界観 | タロット×世紀末×神秘 | 美しい世界を探索したい |
「死と魂のテーマを持つ美しいゲームを手軽に楽しみたい」ならメメント・モリ。「アルカナの象徴が設計に根ざしたゲームをじっくり遊びたい」ならリバース:1999。「広大な世界を冒険したい」なら原神。
よくある質問(FAQ)
Q. メメント・モリはどんな人が楽しめますか?
魔女・死・魂のテーマに惹かれる人、音楽や水彩グラフィックに価値を感じる人、忙しくても手軽にゲームを楽しみたい人に向いています。「ゲームプレイより世界観が好き」という人には特に刺さります。
Q. 放置ゲームとしての仕組みを教えてください。
アプリを閉じていても資源が溜まり続けます。1日数分の操作でゲームが進行するので、忙しい社会人や寝る前にちょっとだけ触りたい人に向いた設計です。「1日2回起動して資源回収する」スタイルでも十分楽しめます。
Q. 音楽(ラメント)について教えてください。
各キャラクターに「ラメント」と呼ばれる専用曲があります。そのキャラクターの人生・感情・死の経緯を音楽として表現したもので、BGMというより「キャラクターの物語を音にした作品」という感覚に近いです。聴くだけで世界観の深さが伝わる、このゲームの核となるコンテンツです。
Q. 無課金でどこまで楽しめますか?
ストーリーや音楽の鑑賞は無課金で楽しめます。定期イベントやログインボーナスでガチャ石が獲得でき、コツコツ集めれば推しのキャラクターを狙うことも可能です。全キャラクターを揃えるには課金が必要ですが、「好きなキャラクターを少数集める」スタイルなら無課金・微課金でも成立します。
Q. ガチャの天井は何連ですか?
100連でSSRキャラクターが確定します。他のゲームと比べると天井が早く、費用の予測が立てやすい設計です。ただしピックアップキャラクターが確定するまでにさらに連数が必要な場合もあります。
Q. ストーリーはどれくらいありますか?
メインストーリーは章ごとに更新される形式で、定期的に追加されます。ただし「もっと読みたい」という声も多く、ボリューム面では他のRPGより少ない印象があります。キャラクター個別のエピソードとラメントで補完される設計です。
Q. グラフィックはどんな雰囲気ですか?
水彩画のような柔らかい色使いと繊細な線が特徴。鮮やかさより「静けさ」を優先したビジュアルスタイルで、アニメ調の明るいゲームとは方向が異なります。「絵として飾りたい」と思えるキャラクターイラストが、このゲームの美術的な強みです。
Q. 今から始めても遅くないですか?
遅くないです。2022年リリースのゲームですが、放置RPGはリセマラも軽く、初心者向けサポートが充実しています。ゲームが溜まった状態で始められるメリットもあります。世界観が気になったら今すぐ始めても問題ないです。
ルナの本音まとめ
メメント・モリは、「ゲームをするより物語に触れたい」「死や魂のテーマに惹かれる」人のために作られたゲームだと思います。
RPGとして見るとゲームプレイは軽量です。ガチャを引いて、キャラクターを育てて、放置する。その構造に特別さはない。でもラメントが流れた瞬間に、「このゲームはゲームじゃなかった」という感覚になる。処刑された魔女の声が聴こえてくるとき、画面を見ているより「話を聞いている」感覚になる。
気に入っているのは水彩グラフィックの静かな美しさと、キャラクター専用曲という唯一無二の設計。惜しいのはメインストーリーの少なさと、キャラクターの魅力が課金欲求に直結してしまうこと。
タロットの「死」のカードが示す「終わりから始まる変容」——処刑された魔女たちがその先で何かを続けていく物語は、このカードの本当の意味をゲームとして体験させてくれます。信じるかどうかは置いといて。彼女たちの歌を、一度聴いてみてほしいです。
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※この記事はアフィリエイト広告を含みます。紹介しているゲームの評価は実際にプレイした体験をもとにした個人の感想です。
※ゲームの仕様・課金内容は2026年4月時点の情報です。アップデートにより変更される場合があります。最新情報は公式サイトをご確認ください。